医療機関で活用されている情報システムにはさまざまな種類があります。電子カルテや医用画像管理システム(PACS)、オーダリングシステム、医事会計システム、往診自動受付・予約システム、医療過誤防止・リスク管理システムなど、多岐にわたります。また、医療機関の担当者は、自院の規模や対応診療科目、期待する効果や目的、予算などに応じて、その導入を慎重に検討されていることでしょう。 その中でも、政府のIT化戦略や法制度の改正などを考慮すると、より多くの導入が見込まれる分野があります。本稿ではこれまで公開してきた記事を踏まえ、その中から今後特に注目されるであろう3つのトピックを紹介します。 「地域医療連携」を支援するシステム 日本政府のIT戦略本部は2010年5月、国家のIT戦略である「新情報通信技術戦略」を発表しました。この戦略の3つの重点項目の中には「地域の絆(きずな)の再生」が盛り込まれています。ま
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