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ブックマーク / note.com/sasakitoshinao (1)

  • 「時間とテクノロジー」のプロローグを全文無料で公開します|佐々木俊尚

    プロローグ 未来は希望か絶望か 最初に、奇妙な問いかけから始めたいと思います。 「未来はあなたの前にあるのでしょうか? それとも後ろにあるのでしょうか?」 この質問そのものを不審がる人は多いでしょう。 当たり前じゃないか、未来は前にあるのに決まっている。そういうイメージは、私たち日の社会では当たり前にあります。 中学校の教科書に出てくる高村光太郎の詩「道程」の有名な一節でも。 僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る ところが驚くべきことに、この「未来は前方にあり、過去は後方にある」というのは絶対的な真理ではありません。アメリカ先住民族やニュージーランドのマオリ族などには、未来は後ろにあって過去が前のほうにあるというイメージがあるとされています。アンデス山脈の高地に住むアイマラ族の言語では、前方を意味する「ナイラ」という単語は同時に過去の意味でもあり、後方の意味の「クイパ」は同時に未来の意

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