考察, 物語論, エロゲ, ageいま4連発ぐらいでオルタの記事書いてます。下書きは出来てるので、二日おきぐらいで公開する予定です。まずは、冥夜の生き様について。かなり長文ですが、お付き合いください。 クーデター編までの冥夜の生き様 冥夜の生き様っていうのは、『自分を生かすという、ほとんどあり得ない瞬間を最大限輝く』っていう生きかただったと思うんですね。冥夜の抱えていた物語はそこに集約されるんじゃないかなと。 なぜそう考えるのか。 冥夜の出自を考えてみます。それは将軍・煌武院悠陽の双子であり影という、表舞台に立つことが決して許されない存在でした。作中にもあるように、将軍家に生まれる双子の妹は、忌子として扱われます。ゆえに「悠陽」と「冥夜」という名前が名付けられました。天皇の子は、二人はいらないわけです。冥夜はいわば、邪魔者。政治的にみても、謀略の道具にしかなりません。よって悠陽に双子の妹が