『おおかみこどもの雨と雪』鑑賞。凄い映画だった。 一言でまとめるとシングルマザーのお伽話なのだが、狼男の子を生んだシングルマザーの話なのだ。世にシングルマザーの映画は数あれど、人外魔境で地底獣国出身の狼男の子を孕んだシングルマザーの映画を監督するのは細田守だけ! ……よくこんな映画作ったなぁ。 「おおかみ」が何の隠喩かであるかは映画を観た方にとっては一目瞭然なのだが、細田守の演出力により全く理屈っぽくなっていないところが凄い。同日に観た『メリダとおそろしの森』は「おおかみ」ではなく「熊」でそれら(の一部)表現しているのだが、中世を舞台にしている『メリダ』より現代が舞台の『おおかみこども』の方が全然ファンタジーでお伽話だったよ。 メリダとおそろしの森(ディズニー/ピクサー作品) [DVD] どうしても連想してしまうのは河島英五が歌ったアートネイチャーのCMソング「オオカミ」だよなぁ。旦那が正