「連合通信」より、中野晃一・上智大学教授のコメント。 野党共闘ならいい勝負になる/北海道5区の衆院補選結果/中野晃一上智大学教授 夏の参院選の動向を占う選挙として注目された衆院北海道5区補選が4月24日に投開票され、自民・公明両党などが推す候補が当選した。初の野党統一候補となった池田真紀氏は惜敗した。この結果をどう見るのかを、安保法制に反対し、市民運動にも携わっている上智大学の中野晃一教授(政治学)に聞いた。 ○ 5区はもともと自民党町村信孝・前衆院議長の選挙区で、自民党の地盤と思われていた地域。そこで相当善戦したことは、今後野党共闘で闘うことの可能性を示したし、一定の成果があったと思う。 他方で限界も見えた。議席を得られなかったのは、時間が足りなかったことに加え、野党間や市民運動との連携の問題も浮かび上がらせた。 今回、市民運動は短期間で大きなインパクトを与えた。時間があれば、もっと浸透