自宅前の道路沿いで、民主党のバイデン前副大統領を支持するプラカードを持ち、車に向けて手を振るリンダ・ロウルズさんと夫のトムさん=2020年9月30日午後5時44分、アリゾナ州ケアフリー、鵜飼啓撮影 ■分極社会 9月末のまだ日が高い夕方の帰宅時間帯、米南西部アリゾナ州ケアフリーに住む弁護士のリンダ・ロウルズさん(61)は自宅前の路肩にいすを出した。11月の大統領選に向け、民主党のバイデン前副大統領を応援するプラカードを夫とともに掲げるためだ。 【ポッドキャスト】投票の行方は?前回の大統領選で外れた世論調査、今回は信用できる?記者が対談形式で深掘りします。 「家の中でニュースを見て怒っていても、何も変わらない。バイデン氏の票を1票でも増やせれば、やる意味がある」 9月25日から11月3日の投票日まで、朝夕2時間ずつをこう過ごすと決めた。 州都フェニックスの郊外にある人口4千人弱のケアフリーは比