2020年6月15日、一般社団法人データサイエンティスト協会(以下、データサイエンティスト協会)は、データサイエンス初学者が構造化データの集計・加工を効率的に学べる演習環境「データサイエンス100本ノック(構造化データ加工編)」を、「GitHub」で無償公開した。公開直後からデータサイエンスに関わる技術者の間で大きな話題を集め、その内容や利用法を紹介するコンテンツがネット上で数多く公開された。 このデータサイエンス100本ノックの「生みの親」ともいえるのが、データ解析設計事務所の森谷和弘氏だ。同氏はフリーランスのデータサイエンティストとして活動する傍ら、データアナリティクスラボの取締役CTO(最高技術責任者)として、データサイエンティスト人材を一から育成して企業に派遣する事業に携わっている。 本稿では、データサイエンス100本ノックのこだわったポイントや活用するためのコツ、今後の展望につい