スティーブ・ジョブズ氏が2008年にMacBook Air(マックブックエア)をマニラ封筒から取り出したとき、それは単にばかみたいに薄いノートPCというだけでなく、アイデア自体全くばかげたものに思われた。2000ドル近くするのに、DVDドライブはなく、容量のすごく小さな記憶装置とわずかなポート、性能の低いプロセッサーが搭載されているだけだった。 しかし、このばかげたアイデアは結局、ノートPCの未来となった。あれから6年近くたった今、その縁に行くほど細くなるアルミニウムの外観からコンパクトな内部設計に至るまで、ほぼ全てのウィンドウズPCメーカーに模倣されている。 しかし、超薄型ノートPCの元祖であるMacBoook Airはここ数年、改良や値下げで首位を保っている。先週も値下げが発表されたばかりだ。アップルは製品のマイナー改良に伴って基本モデルの価格を899ドル(日本価格は8万8800円