アップルの音楽信サイト「iTunes Store」で発生している不審請求トラブルで消費者庁は2010年3月4日、公開質問状に対するアップル日本法人からの回答を公開した。その中で同社は「日本において請求の問題が異常に増加しているとの認識はない」との見解を示したが、同庁では回答の内容が不十分だとして補足的な質問状を送った。問題の鎮静化にはもう少し時間がかかりそうだ。 iTunes Storeの不審請求問題は、身に覚えがない料金を請求されるトラブルが昨年秋ごろから発生。同庁によると被害件数は約100件。被害額はクレジットカード会社によるが平均で1件5万円という会社から25万円という会社まであるという。アップルでは「情報の漏洩(ろうえい)やハッキングはない」との公式コメントを出している。iPod情報局で出雲井氏が推測するように、iTunes Storeのサーバーは米国で一括管理されている。ハッキン