日本の夏はほんとうに暑くなりました。東京の最高気温36度とかはもはや論外ですが、これだけ暑いと登山に出かけても暑い。朝晩は涼しくなると言っても、行動するのは昼間です。やっぱり暑いのです。 こういう季節には、標高の高いところに逃げるに限ります。とはいえ標高の高い山は峨々とした名峰が多く、気軽に登れるわけではありません。高ければ登るのにも時間がかかり、日帰りでは難しいことも多い。そこで今回お勧めするのは、長野群馬国境の名峰・浅間山の直下にある高層湿原です。標高2000メートルに位置するこの湿原は、池の平という名前で呼ばれています。 浅間山直下にある池の平湿原に向かう池の平湿原にはスキー場がある湯の丸高原からも歩いて行けますが、湯の丸高原にはバスなどの公共交通機関がありません。わたしは仲間たちと山に入る時は、公共交通機関を利用することを原則としています。自家用車やレンタカーを利用するとなると、人