観光需要に大きく依存している沖縄経済にとって、長引くコロナ禍は大きな影を落としている。アイスクリームの製造販売で知られる老舗企業「ブルーシール」も、19年から20年かけて7億5000万円の減収を余儀なくされたのは〈【前編】「観光客さえ相手にすればいい」コロナで売上7億5000万円が消えた沖縄「ブルーシール」の大誤算〉でもお伝えしたとおりだ。 観光客のことを頭から捨て去らなければ、新しい物事も考えられない。「観光バブル」が弾けたあとに同社が選んだのは、観光客を“おまけ”と見なす施策だった。 ブルーシールが大きく舵を切った「ウチナーンチュシフト」の実態にライターの伏見学氏が迫った。 ブルーシールの力だと勘違いしていた 沖縄が発令した緊急事態宣言の1回目は、2020年4月20日。期限となる5月14日までは那覇をはじめとする街中にほとんど人の姿は見られなかったという。まだ「巣ごもり需要」もなく、4
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