「自己紹介をしてください」と言われた時、あなたはどんなことを話すだろうか。ある調査によると、日本人の場合は「自身の強み」や「何ができるか」ではなく、部署や役職などの「属性」を語る傾向にあるという。 しかし、ITシステムでは「属性」主導で管理が行われるケースはそれほど多くない。このような「ビジネスプロセスとITシステムのミスマッチ」は非効率であり、高コストなアクセス管理を生み出す結果になってしまう。そこで、本稿では「属性」をベースにアクセス管理を行うことによるメリットと具体的なテクノロジーについて解説する。 現在のITシステムにおけるアクセス管理方法の問題点 ITシステムで管理されているリソースにWindows Serverでアクセス管理する場合、現状ではどのような方法で実現しているだろうか。いくつかのケースから、まずは確認してみたい。 ・Windowsファイルサーバの場合 マイクロソフトで
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