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ブックマーク / realsound.jp (27)

  • ユーミンのメロディはなぜ美しく響くのか 現役ミュージシャンが“和音進行”を分析

    東京を拠点に活動するバンド、トレモロイドのシンセサイザー・小林郁太氏が、人気ミュージシャンの楽曲がどのように作られているかを分析する当コラム。今回は1972年のデビュー以来数々の名曲を世に送り続け、昨年も宮崎駿監督作品『風立ちぬ』に「ひこうき雲」が主題歌として起用されるなど、日のポップ史における「生ける伝説」と呼ぶべきシンガーソングライター、ユーミンこと松任谷由実の楽曲に迫る。(編集部) 参考:モーニング娘。楽曲の進化史ーーメロディとリズムを自在に操る、つんく♂の作曲法を分析 作曲家には多かれ少なかれ、その人の型や癖があります。例えば以前このコラムで扱ったaikoさんや桑田佳祐さんの楽曲は誰が歌っても彼らの曲とわかるような特徴があります。そういう意味では、ユーミンの楽曲にはアクの強さはありません。しかしユーミンの繊細で情緒豊かな曲世界が「ユーミンにしかできない」オリジナリティを持っている

    ユーミンのメロディはなぜ美しく響くのか 現役ミュージシャンが“和音進行”を分析
  • 大物公演続く「洋楽」来日事情 若手~中堅公演の実現には課題も

    ローリング・ストーンズ - 『ストーンズ・イン・エグザイル~「メイン・ストリートのならず者」の真実 [Blu-ray]』(ヤマハミュージックアンドビジュアルズ) ローリング・ストーンズが8年ぶりの来日公演を行っている。また昨年にはポール・マッカートニーが11年ぶりの日公演を行い話題となった。このところ洋楽ベテランミュージシャンの来日が続いているが、一方でそれ以外のリアルタイムで活躍している若手から中堅にかけてのミュージシャンについては、フェス以外での来日がめっきり減ってしまった感もある。かつては毎年のように来日公演を行っていたが、久しく日に来ていないミュージシャンも多い。世界的なブレイクを果たしたことも要因ではあるが、コールドプレイなどがその一つだろう。なぜ彼らのライブが日では行われなくなってしまったのだろうか。 海外ではそれなりに知名度のある洋楽ミュージシャンが来日公演を行わなくな

    大物公演続く「洋楽」来日事情 若手~中堅公演の実現には課題も
  • 祝日本公演! 小野島大が選ぶ、ローリング・ストーンズのジャンル別ベスト55曲

    今回はいよいよ待望の日公演が間近に迫ってきたローリング・ストーンズを取り上げます。来日に向けさまざまなメディアが話題にしているわけですが、『rockin'on』誌でも3月号でストーンズ特集をやっています。 その中に「ロックンロール」「ブルース」「バラード」「ファンク/ディスコ」「カントリー」「ポップス」「サイケ」「カヴァー」というジャンル別に、ベストと思われる55曲を選ぶ「究極のストーンズ・トラック55」というコーナーがあり、私も一部執筆しています。選出は編集部で行っているので、私は一切タッチしていません。なかなか楽しい記事なんですが、誌面を眺めるうち、自分でも選んでみたくなり、勝手に55曲をセレクトしてみました。こういうのはお祭り企画なので、バランスなど考えず、個人の好み丸出しでいきます。ロック・ファンなら誰でも一言あるのがストーンズ。「なんでコレが入ってるのにアレは入ってないんだ」「

    祝日本公演! 小野島大が選ぶ、ローリング・ストーンズのジャンル別ベスト55曲
  • ザ・スミスの後継者はなぜ生まれない? 伝説的UKバンドの「特異な音楽性」に迫る

    小野島大の「この洋楽を聴け!」第8回:ザ・スミス/ゲスト:ヤマジカズヒデ、筒井朋哉 2014.01.02 16:50 今回は80年代の英国ロックにあまりに大きな足跡を残したザ・スミスを取り上げます。 ザ・スミスはニューヨーク・ドールズ・ファン・クラブの会長だった文学青年モリッシー(vo)と、当時まだ10代ながらすでにギタリスト/作曲家としてキャリアを積んでいたジョニー・マー(g)を中心に1982年結成。パンク/ニュー・ウエイヴ・ムーヴメントが一段落した英国マンチェスターにて活動を開始し、1983年にデビュー、1987年の解散までに4枚のオリジナル・アルバムと17枚のシングルを発表しました。モリッシーのねじれたユーモア感覚と毒に満ち、労働者階級の若者の心情を切実に投影した歌詞と、マーの表情豊かで美しいギター・サウンドが融合した世界で、特に英国では大きな支持を集めました。 いつもとは趣向を変え

    ザ・スミスの後継者はなぜ生まれない? 伝説的UKバンドの「特異な音楽性」に迫る
  • 各音楽誌選出の洋楽ベスト・アルバムを徹底比較! 見えてきた「2013年のベスト3枚」とは

    洋楽ロックを扱う各音楽誌が、2013年12月発売の号で、恒例のベスト・アルバムを選定している。各誌の選定内容を比較してみると、”プロ“リスナーが共通して選ぶ作品の傾向が見えてきた。 洋楽ロックが売れないといわれる昨今だが、良質なアルバムは今でもリリースされている。まずは各誌のランキングを見てみよう。 洋楽ロックの年間ランキングといえば、音楽雑誌が華やかだった時代を経験した向きには2大勢力とも言える『ロッキング・オン』と『クロスビート』だろう(『クロスビート』は既に休刊し、ムックとしての刊行)。 『ロッキング・オン』が選んだ2013年ベスト・アルバム。 1位「シャングリ・ラ」ジェイク・バグ 2位「エー・エム」アークティック・モンキーズ 3位「アモック」アトムス・フォー・ピース 4位「リフレクター」アーケイド・ファイア 5位「ランダム・アクセス・メモリー」ダフト・パンク 6位「ザ・ネクスト・デ

    各音楽誌選出の洋楽ベスト・アルバムを徹底比較! 見えてきた「2013年のベスト3枚」とは
  • aikoのメロディはなぜ心に残る? ミュージシャンが楽曲の“仕組み”をズバリ分析

    今年でデビュー15周年を迎え、7月から始まった全国ツアーも残すところ2公演となったaiko。全公演のチケットが完売しており、相変わらずの人気者だ。 キャッチーな楽曲で幅広い層に受け入れられているaikoだが、音楽業界内からの評価も高い。例えば松任谷正隆は、自身が司会を務めていた音楽番組『FUN』にて、「カブトムシ」を絶賛。人生で初めて購入した邦楽CDであることを明かしている。ジャズミュージシャンの菊地成孔も、初めて「くちびる」を聞いたときに身動きがとれないほどの衝撃を受けたという。また、『SMAP×SMAP』にaikoがゲスト出演した際には、木村拓哉に「曲、くれよ!」とねだられたこともあった。 aikoの楽曲は、なぜこれほどまでに人の心を掴むのか。同じくミュージシャンであるトレモロイドのキーボード・小林郁太氏に話を聞いた。 “aikoっぽい曲展開”の秘訣は「6度メジャー」にあり aiko

    aikoのメロディはなぜ心に残る? ミュージシャンが楽曲の“仕組み”をズバリ分析
  • 追悼・藤圭子 ジャンルを超えた大名曲「夢は夜ひらく」の知られざる歴史 - Real Sound|リアルサウンド

    歌手・藤圭子が8月22日、西新宿のマンションから飛び降り自殺を図り、大きなニュースとなった。いまでは宇多田ヒカルの実母として語られることのほうが多かった彼女だが、デビューアルバムの『新宿の女/”演歌の星”藤圭子のすべて』、続くセカンドアルバム『女のブルース』の2作品がオリコンチャートで37週連続1位という前代未聞の記録を打ち立てたほどの歌手。この記録は宇多田をもってしても破れていない。なかでも彼女の最大のヒット曲は「圭子の夢は夜ひらく」。若い読者にはピンとこないかもしれないが、実はこの曲、新たなロックシーンを切り拓いた名曲としても誉れ高いのだ。 もともとこの「夢は夜ひらく」は、1966年に園まり、緑川アコ、藤田功と愛まち子、バーブ佐竹の4者がレコード会社を超えた”競作”というかたちで発売。これを70年に石坂まさをが”圭子バージョン”で詩を付け直し、不朽の名曲「圭子の夢は夜ひらく」は誕生した

    追悼・藤圭子 ジャンルを超えた大名曲「夢は夜ひらく」の知られざる歴史 - Real Sound|リアルサウンド