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ブックマーク / realsound.jp (27)

  • “第二次シティ・ポップ・ブーム”で進む再評価 杏里、中原めいこらハイレゾ配信で集まる注目

    “第二次シティ・ポップ・ブーム”までの流れを整理 日の70~80年代のシティ・ポップ(以下、日のシティ・ポップ)が世界的に流行している――こんな話題を耳にするようになってから久しい。“第二次シティ・ポップ・ブーム”とも言われたこの現象は、もはや一過性のものではなくなり、新しい動きを見せながら、定期的にチャートを賑わせている。第二次シティ・ポップ・ブーム、もしくはそこから派生したネオ・シティ・ポップ・ブームは、様々な要素や世代を飲み込み、令和レトロという追い風とともに、新たなカルチャーとして成立しつつあるように思う。まずはこの“第二次シティ・ポップ・ブーム”の流れを簡単に振り返ってみたい。 台湾などを中心に、2010年代後半から注目を集めていた日のシティ・ポップ。そのブームの決定打となった1曲が「真夜中のドア~stay with me」(松原みき)である。2020年後半の時点で「アジア

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    Griffin 2024/06/07
  • Z世代に「オールドコンデジ」なぜ流行? 秋葉原のカメラ専門店で聞いてみた

    Z世代を中心に勢いを増している“オールドコンデジブーム”。30代の筆者にとって、コンデジは学生時代を彷彿とさせる懐かしい存在だ。だが、その懐かしさを知らない世代の若者のあいだで、なぜかいまコンデジが流行している。 流行の火種は、TikTokやInstagramといったSNSだ。アプリ内で「デジカメ」「コンデジ」といったワードを入力すると、写真だけではなくオールドコンデジの入手方法や設定の仕方、画像の取り込み方法まで紹介されている。 今回は、オールドコンデジのコーナーを店内に設置している、中古カメラ専門店『2nd BASE』を訪ね、いまのコンデジブームについてどう感じているのか、現場の目線で語ってもらった。また、具体的にはどの機種が人気なのか、レトロな仕上がりで撮影できる方法やコツについても教えてもらった。 音楽業界まで広がりを見せるオールドコンデジブーム 『2nd BASE』は、秋葉原の高

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    Griffin 2024/03/24
  • 野宮真貴×高浪慶太郎が振り返る、1990年代のピチカート・ファイヴ 時代を創る音楽が生まれるまでのバックストーリー

    野宮真貴×高浪慶太郎が振り返る、1990年代のピチカート・ファイヴ 時代を創る音楽が生まれるまでのバックストーリー ピチカート・ファイヴの配信プロジェクト、「配信向けのピチカート・ファイヴ」が、9月22日にスタートする。「その1」として配信されるのが「高浪慶太郎の巻」。1985年のデビュー時から、小西康陽と共にオリジナルメンバーとして活動し、ピチカート・ファイヴの屋台骨をつくった高浪慶太郎が、1991年から1993年にかけて残した名曲13曲は、三代目ボーカリストに野宮真貴を迎え、渋谷系が盛り上がった時期とも重なる。ここでは、現在は長崎に住みながら音楽活動を続ける高浪慶太郎と、9月21日にデビュー40周年を迎える野宮真貴に当時のピチカートを巡る状況と今回の配信曲についておおいに語ってもらった。(佐野郷子) 「真貴ちゃんの加入は大賛成でした」(高浪) ーー「配信向けのピチカート・ファイヴ」開始

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    Griffin 2024/01/04
  • 追悼 チバユウスケ TMGE、The Birthday……鮮烈なロックを追求し続けた極上のフロントマン

    カッコいいヤツだったな。 モデルのようないわゆるイケメンでもないし、俳優のようにスマートでもない。ちょっと背の痩せっぽちで、何だか迂闊なところもある。けれど、あの嗄れた声で歌い出すと途轍もない存在感を発して聴く者を圧倒する。ロードムービーのようにイメージを飛ばしていく歌詞と切れ味抜群のロックンロールは、空気をビリビリと震わせた。それを極上のバンドのフロントで歌うのだ。カッコいいと言うしかない。チバユウスケは、アーティストというより常にバンドマンだった。 揃いのブラックスーツで、パンクでホットなガレージロックを鳴らしたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT(以下、TMGE)、元BLANKEY JET CITYの照井利幸(Ba)とASSFORTのMASATO(Dr)と組んだROSSO、そして骨太かつメロディアスなロックを貫くThe Birthday。どれも最高のライブバンドだ。

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    Griffin 2023/12/16
  • くるり×田中宗一郎が語り合う『感覚は道標』が2023年に生まれた意味 オリジナル編成で見出した“原点回帰ではない新しさ”

    くるり、14枚目のアルバム『感覚は道標』(10月4日発売)は、バンド結成時のドラマー・森信行を迎えて、オリジナル編成で制作された作品である。その制作過程を追いかけたバンド初のドキュメンタリー映画『くるりのえいが』 の公開も10月13日に迫る中、リアルサウンドでは前回(※1)に引き続き、くるりと音楽評論家・田中宗一郎による対談をセッティング。メンバー3人での再集結の経緯に始まり、スタジオ選び、サウンドやリズム、楽曲構造、歌詞……など、多方面から『感覚は道標』という作品を捉えていく。(編集部) 偶然と時の流れが実現させた、くるりのオリジナルメンバー再集結 ――今回、どんな経緯によってオリジナルメンバー3人でアルバムを作ることになったのでしょうか? 岸田繁(以下、岸田):今回が初めてじゃなく、これまでも何度か一緒にやっていたんですよ。イベントでリユニオン的にライブに出てもらったり、2回くらいプリ

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    Griffin 2023/10/06
  • ラウドロックは世代&ジャンルを越えて広がり続ける 海外メタルシーンの変遷とともに辿る“進化と功績”

    特集「ヘヴィメタルの最新動向」では、2010年代後半〜2020年代にかけて、より越境的な広がりを見せているメタルの現在地について考察してきた。稿では日のオーバーグラウンドな音楽シーン、特にこの夏盛況を見せたロックフェスにおけるメタルやラウドロックに焦点を当ててみたいと思う。 2010年代はバンド自ら主催するフェスが乱立した時代。そこで台頭したのがラウドロックである。ラウドロックは、パンクやメタルをルーツにした“ラウドなロック”を指すざっくりとした呼称だが、バンド自らが主催フェスなどを通して“ラウドロック”を定義づけていくことで、フェスシーン全体の顔役となるまでに進化してきたという歴史がある。また、そうしたラウドロックをルーツに持つ若手世代の台頭で、最新のJ-POP方面からも、メタル的な要素を取り込んだ音楽が少しずつだが頭角を現し始めていることも事実だろう。 そこで、ラウドロックを起点に

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    Griffin 2023/09/01
  • 『ぼっち・ざ・ろっく!』結束バンドが持つ楽曲の魅力は? アニメ&ロックファンを惹きつける邦楽バンド特有の“青臭いエモさ”

    ロックは、当に死んだのか? たしかにグローバルではヒップホップの音楽売上が、ロックのそれを上回って久しい昨今、日においてもDTMソフトを活用したソロアーティストの存在が目立つ。ティーンエイジャーが最初に音楽を始めようと考えたとき、バンド以外の選択肢を選ぶことも珍しくはなくなった。 バンドシーンの勢いがやや弱まっているように感じる時代において、紛れもないロックアルバムを叩きつけたバンドがいる。昨年放映されたアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』に登場する劇中のバンド、結束バンドだ。「陰キャならロックをやれ!」をキャッチフレーズに女子高校生がバンド活動に青春を燃やす物語の『ぼっち・ざ・ろっく!』。その主題歌や劇中歌を中心に収録されたセルフタイトルアルバム『結束バンド』は、オリコンチャートでもアルバムランキングで首位を獲得するなど大きな反響を呼んだ。もちろん、このようなセールス的な成功だけでなく、楽

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    Griffin 2023/05/21
  • 故・坂本龍一のラストロングインタビュー掲載『ONBEAT vol.18』アート好きには気になる記事多数

    今年3月末に逝去した音楽家・坂龍一が、同月中旬、生前最期に語ったロングインタビューを収録した、完全和英併記の美術情報誌『ONBEAT vol.18』が発売する。坂がその半世紀近くにわたるキャリアを振り返っている。またその坂プロジェクトメンバーとして参加したダムタイプの創作の歴史を、結成以来の中心メンバーである高谷史郎が、長谷川祐子を聞き手に語る。 【写真】坂龍一の貴重な生前インタビューなど、豪華誌面を見る そのほか大巻伸嗣や、KYOTOGRAPHIEなどを独占インタビューで紹介。連載は落合陽一や現代アートコレクター高橋龍太郎など。保存版と呼べる充実の内容で5月5日(金)発売。 https://onbeat.co.jp/backnumber/onbeat-vol-18/ 【インタビュー】DUMB TYPE 日のアートコレクティブの先駆け的存在である「ダムタイプ」。その結成から、第

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    Griffin 2023/04/26
  • 『BLUE GIANT』がアニメーション映画化された意義 ジャズの演奏シーンに込められたもの

    音楽、青春を描いたアニメーション映画として、ひとつ次元の異なる作品が完成したという印象だ。石塚真一の漫画を原作に、“音”と“動き”を新たに表現した劇場アニメーション『BLUE GIANT』は、アニメファン以外にも、多くの観客を惹きつける力のある仕上がりとなっている。 ここでは、そんな作が映画化された意義や、達成したものを考えながら、日映画、アニメーションがジャズを題材にすることについて考えていきたい。 「オレは世界一のジャズプレイヤーになる」と志し、仙台の広瀬川の河川敷で、日々テナーサックスを吹き続けてきた高校生、宮大(みやもと・だい)。その夢を格的に始動させるため、卒業後に東京にやってきた彼が、同郷の玉田俊二(たまだ・しゅんじ)や、若手ピアニストの沢辺雪折(さわべ・ゆきのり)とともに18歳の若手バンド「JASS」を結成し、日有数のジャズクラブでの演奏を目指すというのが、作の

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    Griffin 2023/03/05
  • くるりが田中宗一郎と語り合う、音楽作家として迎えた確かな変化 ポップと実験を往来してきた特異なアティテュードの変遷

    くるりが田中宗一郎と語り合う、音楽作家として迎えた確かな変化 ポップと実験を往来してきた特異なアティテュードの変遷 くるりの新作『愛の太陽 EP』が3月1日にリリースされた。映画やドラマのタイアップ曲を中心に、歌に重点を置いた6曲がパッケージされた同作は、岸田繁(Vo/Gt)曰く「全曲普通にいい曲よね」と思える楽曲がEPになるという、くるりとしては珍しいリリース形態。そんな作品性ゆえ、“聴き手に寄り添うくるり”と、“実験精神に溢れたくるり”という二面性に今一度思いを馳せたくなると同時に、特にこの10年のくるりのディスコグラフィと並べて聴いても違った感触を得られるEPと言えるだろう。 今回リアルサウンドでは、くるりの岸田、佐藤征史(Ba)と、初期から彼らの作品を追ってきた音楽評論家・田中宗一郎の鼎談をセッティング。アルバム『天才の愛』(2021年)を経て今作に繋がるモードを紐解いていくうちに

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    Griffin 2023/03/03
  • 下北沢ライブハウス店長が観た『ぼっち・ざ・ろっく!』 結束バンドがいる現場のリアル

    2022年10月から12月にかけてTOKYO MXほかで放送されたアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』が放送後も引き続き盛り上がりを見せている。根暗でコミュ障なギタリストの高校生・後藤ひとり、通称“ぼっちちゃん”がひょんなことから女子高生4人組のバンド“結束バンド”を組み、ライブハウスのステージに立つなど憧れだった音楽活動を描いていく青春アニメだ。舞台となるのは、数多くのライブハウスが点在し、多くの有名バンドが下積み時代を過ごしてきた東京・下北沢。劇中では、結束バンドのメンバーはライブハウス・STARRY(スターリー)でアルバイトをしながら活動資金を貯めているが、そのライブハウスのモデルは下北沢に実在する下北沢SHELTERとされている。 ネット上では、自らが経験してきた“バンドあるある”と作を重ねて思い出を投稿する人も。実際に、Dragon AshのKj、04 Limited Sazabys

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    Griffin 2023/01/28
  • シティポップ(再)入門:寺尾聰『Reflections』 “奇跡の年”に生まれた名実ともにシティポップの頂点

    国内で生まれた“シティポップ”と呼ばれる音楽が世界的に注目を集めるようになって久しい。それぞれの作品が評価されたり、認知されるまでの過程は千差万別だ。特に楽曲単位で言えば、カバーバージョンが大量に生まれミーム化するといったインターネットカルチャー特有の広がり方で再評価されるケースが次々登場している。オリジナル作品にたどり着かずとも曲を楽しむことが可能となったことで、それらがどのようなバックボーンを持ち、どのようにして世に生み出されたのかといった情報があまり知られていない場合も少なくない。 そこで、リアルサウンドではライター栗斉氏による連載『シティポップ(再)入門』をスタートした。当時の状況を紐解きつつ、それぞれの作品がなぜ名曲・名盤となったのかを今一度掘り下げていく企画だ。毎回1曲及びその曲が収められているアルバムを取り上げ、歴史的な事実のみならず聴きどころについても丁寧にレビュー。

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    Griffin 2021/11/08
  • 「マツコの知らない世界」で紹介されたワイヤレスイヤホンとは? Amazon人気モデルやヤマハ、Boseなど

    TBSテレビの番組「マツコの知らない世界」にて、2021年9月7日の放送内容でワイヤレスイヤホンが特集された。案内人はスクールウォーズ俳優として子役デビューし、イヤホンの世界にどっぷりハマった丸井大福。 丸井いわく、完全ワイヤレスイヤホンAirPods以来急速増え、今では手頃な値段で、音楽ジャンルごとに聞き分けできるほど特徴あるイヤホンが増えているそう。この記事では、丸井氏が紹介していたワイヤレスイヤホンを、特徴とともに振り返っていこう。 TaoTronics「TT-BH07」 TaoTronics「TT-BH07MK2」 「TT-BH07」は、TaoTronicsのケーブルワイヤレスイヤホン。その迫力あるドンシャリサウンドから、番組ではロックやEDMを聞くのに向いていると紹介されていた。ワイヤレスイヤホン初心者にもオススメのモデルで、ケーブルが付いているため紛失リスクも少ない。 さらに

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    Griffin 2021/09/12
  • シティポップ(再)入門:山下達郎『FOR YOU』 揺るぎない最高傑作、シティポップのアイコンとして位置づけられる所以

    シティポップ(再)入門:山下達郎『FOR YOU』 揺るぎない最高傑作、シティポップのアイコンとして位置づけられる所以 日国内で生まれた“シティポップ”と呼ばれる音楽が世界的に注目を集めるようになって久しい。それぞれの作品が評価されたり、認知されるまでの過程は千差万別だ。特に楽曲単位で言えば、カバーバージョンが大量に生まれミーム化するといったインターネットカルチャー特有の広がり方で再評価されるケースが次々登場している。オリジナル作品にたどり着かずとも曲を楽しむことが可能となったことで、それらがどのようなバックボーンを持ち、どのようにして世に生み出されたのかといった情報があまり知られていない場合も少なくない。 そこで、リアルサウンドではライター栗斉氏による連載『シティポップ(再)入門』をスタートした。当時の状況を紐解きつつ、それぞれの作品がなぜ名曲・名盤となったのかを今一度掘り下げていく

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    Griffin 2021/09/05
  • 赤い公園が踏み出した新たなスタートライン 素晴らしい楽曲と幸せな空気に満ち溢れたラストライブレポ

    赤い公園が2021年5月28日をもって解散した。「じゃ、みんな解散で! 解散!」ーー石野理子(Vo)が最後にステージ上で告げた言葉はあまりにも潔かった。結成から約12年。メンバーが、人数が変わっても、あの日と変わらない赤い公園がそこにはいた。 ライブ終盤、メンバーが一人ひとり挨拶をしていくMCで歌川菜穂(Dr)は、バンドのこれまでを振り返り「いろいろあった」とつぶやく。2017年、佐藤千明(Vo)の脱退。そして、2020年10月、津野米咲(Gt)の逝去。多くのバンドが紆余曲折を経て活動しているとはいえ、それでも赤い公園はいろいろがありすぎた。赤い公園のギタリストであり、楽曲のソングライティングとプロデュースを手がけるバンドの中心メンバーだった津野。「赤い公園には津野米咲という存在がいないと意味がない。みんなの納得するところはそこだったので、それだったら赤い公園を続けることはできない」という

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    Griffin 2021/06/09
  • ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文に聞く ロックバンドは“低域”とどう向き合うべきか?

    連載:音楽機材とテクノロジー(第二回)後藤正文(�ASIAN KUNG-FU GENERATION) 2019.02.09 12:00 リアルサウンド テックの連載企画「音楽機材とテクノロジー」にて、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文にインタビューを行った。テーマの中心は、ロックバンドが今の時代に向き合う“低域“についてだ。 ここ最近、ブログやSNS、インタビューなどでも低域のサウンドの必要性について繰り返し発信している後藤。同時代のグローバルなシーンにアンテナを張るリスナーとしての感性と共に、プライベートスタジオである「Cold Brain Studio.」を設立したことも、その意識の背景にあったものとして大きかったようだ。エッセイ集『凍った脳みそ』(ミシマ社)でも、ユーモラスな文体を駆使しながら、スタジオを設立するまでの紆余曲折を書いている。 ASIAN KUN

    ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文に聞く ロックバンドは“低域”とどう向き合うべきか?
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    Griffin 2019/02/10
  • 坂本慎太郎がたどり着いた“答え”「僕が作りたいような音楽を自分で作るのは不可能」

    慎太郎が、ソロ3rdアルバム『できれば愛を』を7月27日にリリースする。前作のソロ2ndアルバム『ナマで踊ろう』は、「人類滅亡後に流れている常磐ハワイアンセンターのハコバンの音楽」というテーマを担っていたが、今作は「夏休みの最初の日の朝っぽいアルバム」を目指し、自分の“声”と向き合った、ポップでシニカルなダンスレコードに仕上がっている。今回のインタビューは、前回【坂慎太郎はなぜ“人類滅亡後の音楽”を構想したか「全体主義的なものに対する抵抗がある」】に引き続き、聞き手に音楽評論家の小野島大氏を迎え、前作以降に起こった変化や今作の制作プロセス、さらには坂自身のポップス・ロック論まで語ってもらった。(編集部) 「鋭い音を一切排除して、中域の密度を重視した」 ーー今回も大変面白いアルバムでした。 坂慎太郎(以下、坂):あ、ほんとですか。ああ……(反応が薄い)。 ーーははは……前作から2

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    Griffin 2016/07/29
  • 海外と日本のバンドの「ドラムの違い」とは? 元アマチュアドラマー兵庫慎司が考える

    もうすぐフェスのシーズンが始まる。というか、一部ではもう始まっていますね。6月16日現在の段階で、私も既に3つ行きました。JAPAN JAM BEACH、METROCK、TAICO CLUBです。 で。ご存知のように、洋楽アーティスト主体で邦楽アーティストも出るフェスの代表は、フジ・ロック・フェスティバルとサマーソニックであって、よって現場では洋邦両方観て聴くことになるわけだが、そのたびに毎年思い知ることがある。 海外のバンドと日のバンドのライヴ・パフォーマンスにおいて、もっとも違うのはドラムだ、ということだ。 海外のバンドの方が圧倒的にいいのだ。日盤も出ていないようなバンドであっても、作品では打ち込みでライヴでのみ生ドラムを入れているようなバンドであっても、ドラムはすごくよかったりするのだ。会場を歩いていて、遠くのステージから知らない曲のイントロがきこえてきた場合、そのドラムの響きだ

    海外と日本のバンドの「ドラムの違い」とは? 元アマチュアドラマー兵庫慎司が考える
  • クラムボン・ミトが語る、バンド活動への危機意識「楽曲の強度を上げないと戦えない」

    ミトは、ある種のランナーズ・ハイの状態にあるのかもしれない、と思った。こちらの質問に対して、そんなこともわからないのかと言わんばかりに呆れたような表情を見せながら、畳みかけるように饒舌に語り続ける。その話はある種の衝撃だった。 クラムボンが結成20周年を迎え、5年ぶりのアルバム『triology』をリリースする。9枚目のアルバム。彼らのバンドとしての個性もスタンスもすっかり確立されているはずなのに、しかし、このアルバムは、これまでの作品とはまったく違う意識で作られているようだ。何度も取材して気心が知れているはずのミトの変貌は、いつもと同じつもりで呑気にインタビューしにいった僕を戸惑わせるには十分だった。 彼と話していて思い出したのは、約20数年前、テクノにはまったころの自分。耳が変わり、意識が変わり、聴くものもすべてが変わって、それまで聞いていた旧来のロックみたいなものがすべて聞けなくなっ

    クラムボン・ミトが語る、バンド活動への危機意識「楽曲の強度を上げないと戦えない」
  • 世界最速!? マイケル・ジャクソン新作『XSCAPE』レビュー

    「マイケル・ジャクソンのニューアルバムが5月にリリースされる!」。3月31日、全世界を駆け巡った驚きのニュース。『XSCAPE』というタイトルと宇宙の向こう側からマイケルがこっちの世界を覗いているような印象的なアートワーク以外は、すべてがベールに包まれていたその作品を、いち早く聴くことができた。全8曲すべてが完全な「新曲」となるその音源は、ソニーミュージック国のエグゼクティブが日まで手荷物として持ってきたもので、視聴会はそのエグゼクティブ立ち会いのもと1回のみ、曲目リストやクレジットも一切非公開と、厳重な情報管理が敷かれていた。 マイケル・ジャクソンのニューアルバムというと、思い出すのはマイケルが亡くなった翌年、2010年12月にリリースされた『MICHAEL』のことだ。その前年、亡くなる直前のマイケルのリハーサル風景を収めたドキュメンタリー映画『THIS IS IT』の大ヒットをピー

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