「伝染(うつ)るんです。」で知られる漫画家の吉田戦車さんは不条理ギャグから一転、子育て漫画を描いている。子どもとの日常をおもしろく切り取るコツを、フリーカメラマンの望月やすこさんが聞いた。(構成・山本晋、撮影・安冨良弘) 1989年に連載を始めた「伝染るんです。」が大ヒットした吉田さん。2010年から漫画誌ビッグコミックオリジナルで「まんが親」を連載しており、妻で漫画家の伊藤理佐さんとの間に生まれた娘(6)との日常を独特のタッチで描いている。 《吉田》 娘が生まれたときには描くと決めていました。フィクションまじりのエッセー漫画です。僕の親も妻の親も遠くに住んでいて頼れない。妻と話し合い、娘が生まれたら、僕は仕事を減らして「しばらく家事やります」って。料理や掃除、洗濯などを1、2カ月やりました。 「えらいね」と言われたいスケベ心もあったんじゃないですかね。でも、同業の妻には「自分をイクメンの
![娘の言葉をメモるんです 吉田戦車さん、子育てをネタに:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a2174e557daddfc8aa3fba59a3868fd2051267c5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20160930002565_comm.jpg)