前回に引き続き、会費ゼロの学校応援団を実現した、元PTA会長・小川利八さん(50)のお話です。 前回は、委員会の廃止や、PTA会費や学校協力金をなくした経緯をうかがいましたが、今回は、PTAを解散して地域の人たち中心の組織に変えたことについて、聞かせてもらいました。 *なぜPTAを解散したのか会長になって3年後、小川さんはPTAを解散し、地域の人たちと保護者、学校とでつくるCFC(Community For Childrenの略)という組織を立ち上げました(H22年度~)。 その理由を、小川さんはこう語ります。 「PTAって、みんな2、3年かかわったら終わりじゃないですか。僕は子どもが3人いるので比較的長かったけれど、みんなは何か“おかしいな”と思っても、時間的に変えられないわけですよね。だからPTAではおかしなことが継続してしまう。 そこで、これまでPTAがやってきた仕事を全部見直して“