子供たちは王侯・貴族か(1/2) サッカーのワールドカップ期間中のことです。料理番組を見ていたら、一人のお母さんがサッカーボール型のスポンジケーキを作り、「こうしたら、子供たちに喜んで食べてもらえるんですよ」と言っているのを観ました。私は古い人間なのかもしれませんが、「喜んで食べてもらえる」という言葉に強い違和感を覚えたのです。 そうやって見ると、「こどもたちに食べてもらえる」という言葉がテレビを始めマスコミに結構登場する。ひょっとしたら、これは現代の母親の通常感覚になっているのかもしれません。 けれども、これでは、子供たちは王侯・貴族であり、母親たちは彼らにかしづく召使のようなものではないか、と感じるのです。皆さんはどうでしょうか。 子供たちには別に食べてもらわなくてもいい。腹が空けば、彼らは食べる。だから、極端なことを言うなら、一家で週に一度くらい「断食の日」を作ればいい。そうす