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2006年8月6日のブックマーク (1件)

  • 高橋悠治 『ロベルト・シューマン』HTML版

    一歩後退二歩前進 シューマンについて考えてみよう。なぜ十九世紀のロマン主義の音楽家にいまかかわりあわなければいけないのか? 学問的な研究をする興味はない。他人の生きた時代、他人の生き方、他人の思想を正確に理解し、記述し、批判したって何になるのだ? 作品のかくされた意味を読みとって、それをどうするのだ? シューマンの音楽とのであいを演出しオレもオマエもおなじなやみなんだ、とくれば小林秀雄のようにひよわなエリートをだますことはできるだろうが、文化の役割を無条件に肯定するのは宮廷道化役のすることだ。芸術家の孤立無援の思想をエラそうに言いたてるがよい。そのことばがもっともらしくひびくのは、人も気づかぬうちにカネで買われてしまっている思想だからだ。過去にかかわるのはどんな時か? コブ コブ あれはきみか? タマリンドの木につるされ 血にまみれ− ヤツらがきみの両手を切りおとしたのはなぜ

    HODGE
    HODGE 2006/08/06
    高橋悠治『ロベルト・シューマン』