HIV母子感染、2期連続=「早期治療、周知が必要」−厚労省 HIV母子感染、2期連続=「早期治療、周知が必要」−厚労省 厚生労働省は29日、今年の第3四半期(6月28日〜9月26日)に、エイズウイルス(HIV)の母子感染が1件確認されたと発表した。母子感染は4年ぶりとなった前期に続く報告で、同省エイズ動向委員会は適切な対策を講じるよう周知する必要があるとした。 同省によると、新たに関東地方の外国人女性で母子感染が確認された。ウイルス量を下げるなど早期に適切な治療を施せば、胎児への感染率を1%以下にすることが可能だが、本人に検査結果が伝わったのが妊娠34週目と遅かったという。 一方、期間中に報告されたエイズ患者は111人、HIV感染者は257人で、それぞれ前年同期と比べると15人、8人多く、動向委は「増加傾向には変わりがない」としている。(2010/11/29-22:01)