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2012年5月29日のブックマーク (2件)

  • 西側の衰退を決定づけるサミット

    (2012年5月25日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 少し前なら、立て続けに行われる西側の大国の首脳会議(サミット)は、世界の注目を集めていただろう。それが最近では、西側がどれだけ早く、どの程度衰退したかを浮き彫りにするだけだ。 衰退の10年間を象徴するものを探しているのなら、直近の主要8カ国(G8)と北大西洋条約機構(NATO)のサミットほど多くを語るものはない。 2つのサミットのメッセージ 忘れてはいけないが、今世紀初めには、米国に永遠の覇権国としての役割が割り当てられていた。欧州は、世界中に根づいていくポスト国家主義の多国間協調主義のモデルというポーズを取っていた。NATOはバルカン半島でスロボダン・ミロシェビッチ氏を屈服させたばかりで、新たな世界秩序の軍事的守護者として自己改革を遂げていた。 あれから10年が経ち、欧州は自分たちが払拭した思っていた国家主義に悩まされている。ワシ

  • 「消費税の国」フランスが教えるその功罪

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔5月23日号掲載〕 日政治家の皆さんへ。日在住のフランス人として、消費税について私自身の経験を踏まえてアドバイスしたい。 日人は芸術や人生を楽しむフランスのライフスタイルに加えて、フランスの付加価値税(消費税)も称賛するようになったらしい。日経ヴェリタスは2月19日付記事で、フランスではニコラ・サルコジ大統領が消費税率を現行の19・6%から10月に21・2%に引き上げる考えを示したことを紹介。日の消費税率を10%に引き上げてもまだ低過ぎるのではないか、と結んでいる。 確かにワインとチーズばかりがフランスじゃない。消費税の一種である付加価値税もフランス生まれ。財務官僚のモーリス・ローレが54年に考案し導入した。政府にとって消費税は「天の恵み」のようなもので、生みの親ローレはフランスでは偉人であり「英雄」だ。 楽々と税金を徴収できる消費税は、い

    HODGE
    HODGE 2012/05/29
    「消費税はフランス史上最高の発明品」