四六判 / 230ページ / 上製 / 価格 3,080円 (消費税 280円) ISBN978-4-588-00946-4 C1322 [2010年11月 刊行] 古今東西、いかなる権力も「統治」のために何らかの「知識」を必要とした。その知識は、どのように形成され、どのように利用され、いかにして世の中を動かす力、あるいは権力になったのか。修道院の僧坊や付属学校、黎明期の大学における知の生産と伝達の過程を探りつつ、中世ヨーロッパにおける教養知識、実践知識とは何であったのか、また、両者の関係はどのように変化したのかを明らかにする。【文化史・中世史】 マルティン・キンツィンガー(キンツィンガー,M.)1959年,ドイツ,ヘッセン州に生まれる.ブラウンシュヴァイク大学で史学を学ぶ.1997年,ベルリン自由大学で中世史学の教授資格を得る.ミュンヒェン大学教授などを経て,2002年からミュンスター大