The Literary Platformがスウェーデンでどのように電子書籍貸出が行われているについて非常に優れた記事を掲載している。図書館の存在を認めつつも米国の出版社が抱えている問題を考えると、出版業界人は必読の記事といえそうだ。 この記事によると、スウェーデンの図書館は無料で図書館利用者が常にすべての電子書籍タイトルを入手できるよう、電子書籍を『サービス』として取り扱っているという。スウェーデンの図書館は普遍的な『ライセンス契約』モデルを利用しておらず、利用者は一度に好きなだけ電子書籍を借りることができる。一方、図書館は出版社に対し、貸出ごとに支払いを行う。 このモデルは明らかにスウェーデンの出版社を神経質にさせているが、出版社は一部の書籍を陳列し始めており、スウェーデンで大きな騒ぎを巻き起こしている。ストックホルム市立図書館は現在、出版社と協力して、図書館が出版社の既刊書の電子化に
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