映画『ピンク・スバル』より 本年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞とシネがーアワード(観客賞)を受賞、パレスチナ西岸地区との国境沿いにあるイスラエルの街を舞台に、そこに住む人々の日常生活と、現地に実際に存在する車泥棒にまつわる騒動を描く映画『ピンク・スバル』』が渋谷アップリンクで公開されている。現地で希望の星となっているスバルをようやく手に入れたものの、妹の結婚の直前に盗まれてしまう男・ズベイルを主人公に据え、紛争の絶えないこの地域での映画制作を決意した小川和也監督は、彼の奔走する姿は、政治も民族も越えて共感してもらえるに違いないと語った。 ドキュメンタリーのようなニュアンスを入れる ──この作品の構想はどのように生まれたのですか? ニューヨークでフリーランスで活動しているときに、よく行っているアメリカのとあるプロダクションに“2020ビジョン”からの依頼があったんです。
第23回東京国際映画祭閉幕。イスラエル映画『僕の心の奥の文法』がグランプリを受賞 2010.11.01 10月31日に第23回東京国際映画祭が閉幕し、イスラエル映画『僕の心の奥の文法』(ニル・ベルグマン監督)が東京 サクラ グランプリを受賞した。 クロージングセレモニーでコンペティション審査委員長のニール・ジョーダンは、『選ぶのに大変苦労しましたが、皆さんにも納得していただける結果であったと思います」とコメント。『僕の心の奥の文法』は、つかの間の平和を享受する1960年代のイスラエルを舞台に、成長することをやめた少年の姿をユーモアを交えて描いた作品。ベルグマン監督には映画大使の木村佳乃からトロフィーが手渡された。 また、新藤兼人監督の『一枚のハガキ』が審査員特別賞を受賞。ジョーダン審査委員長は「私は16歳の頃ダブリンで新藤さんの映画を2本見て非常に感銘を受けました。新藤さんの作品は今でも心
サミュエル・マオズ監督 - Photo-Nobuhiro Hosoki 去年の第66回ヴェネチア国際映画祭で、最高賞である金獅子賞を獲得したイスラエル映画『レバノン / Lebanon』(原題)のサミュエル・マオズ監督が、実体験をベースにした映画制作について語ってくれた。 本作は、1982年にレバノン内戦に赴いたイスラエル軍の4人の若い兵士たちの壮絶な体験を描いた作品で、マオズ監督の実体験を基にしている。自身が体験した戦争についてマオズ監督は、「戦争に行く前に、兵士として銃の装填や体を鍛えることはできるが、本当に必要なのは生き残るための本能だけであることをすぐに学ばせられたよ。戦争という特殊状況下では、普段の生活の中でしているような理論的な考えはまったく役に立たないんだ」とつらい従軍体験を明かした。 作中のストーリーはほぼ、監督が体験したとおり、戦車内で繰り広げられる。マオズ監督は「兵士た
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