2017年1月14日のブックマーク (2件)

  • 凡人、天才に学ぶ 『世界天才紀行 ソクラテスからスティーブ・ジョブズまで』 - HONZ

    天才とは何だろう? 一般的には「とくに創造的活動において発揮される、すぐれた知的才能」と定義されている。『優生学』を打ち立てたフランシス・ゴルトンのように「世界中がその功績に対して大きな恩義を感じるような人物」としたほうがより実際的かもしれない。 ダーウィンのいとこであったゴルトンは「天才とは遺伝の産物」と考えていたが、はたしてそうだろうか。いみじくもそのゴルトン人が指摘したように、人間は「氏と育ち」からなりたっていることは間違いない。天才の「育ち」、すなわち、創造性を育てる環境を探ってみようというのがこのだ。 そのためにとられた方法は、世界旅行である。なんやそれは、と思われるかもしれないが、ある時代に複数の天才が何人も出現した都市が厳然と存在する。そういった都市を巡り歩くことによって、天才を生み出した環境をあぶりだそうというのだ。 選ばれた都市は、アテネ、杭州、フィレンツェ、エディン

    凡人、天才に学ぶ 『世界天才紀行 ソクラテスからスティーブ・ジョブズまで』 - HONZ
    HONZ
    HONZ 2017/01/14
  • 『ヒットの崩壊』聴取から体験へという大変化 - HONZ

    ラジオ局のプログラムには音楽番組が欠かせない。「電リク」という言葉を最近は知らない人も増えたが、電話でリクエストを受け付ける番組が各局で当たり前のようにオンエアされていた時代があったし、ヒットチャートを紹介する番組はいまも健在だ。 僕自身もそういった音楽番組の制作に携わったことがある。あれはたぶん2000年前後くらいだったと思うが、ちょっとした異変を感じるようになった。電話オペレーターが全員女子大生アルバイトという番組を担当していたのだが、リスナーからのリクエスト曲を聞き取る際、彼女たちが曲名を知らないというケースが増えてきたのである。 リスナーからの電話を受けると、彼女たちはラジオネームや番組へのメッセージ、リクエスト曲のタイトルなどを聞き取ってシートに記入する。それがディレクターのもとに回ってくるのだが、そこにギョッとするような曲名が書かれているのである。 思い出すといまでも動揺を禁じ

    『ヒットの崩壊』聴取から体験へという大変化 - HONZ
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    HONZ 2017/01/14