衆参3選挙、自民全敗 菅政権に打撃―「五輪前解散」厳しく 2021年04月26日00時42分 参院広島選挙区再選挙で西田英範氏が敗北し天井を見上げる自民党の岸田文雄前政調会長(右)=25日夜、広島市中区 菅政権初の国政選挙となった衆院北海道2区、参院長野選挙区の両補欠選挙と参院広島選挙区の再選挙が25日、投開票され、自民党は全敗した。与党は北海道2区で候補擁立を見送り、与野党対決の構図となった長野、広島の両選挙区で立憲民主党などが擁立した候補に苦杯を喫した。 自民、募る地元の党本部不信 立憲、避ける共産前面―衆院北海道2区補選 与野党は秋までにある衆院選の前哨戦と位置付け、新型コロナウイルス対策などを争点に激しい選挙戦を繰り広げた。就任後初の国政選挙での全敗は菅義偉首相に大きな打撃で、政権運営への影響は必至。首相が7月の東京五輪開幕前の衆院解散に踏み切る余地は一段と狭まりそうだ。共闘が奏功