ロシアのプーチン大統領は24日、将来的なウクライナとの停戦に関し、侵略開始直後に行われた一連の停戦交渉でウクライナ側が示した立場に加え、「地上の現実」に基づいて実現されるべきだと述べた。停戦にはウクライナが北大西洋条約機構(NATO)加盟を否定するとともに、占領地域のロシアへの「帰属変更」を認めることが必要だと改めて主張した形だ。 ベラルーシの首都ミンスクで同日行われたルカシェンコ大統領との会談後の共同記者会見で発言した。 プーチン氏はまた、ロシアの侵略で大統領選を延期しているウクライナのゼレンスキー大統領について「(本来の任期である今月20日で)国家元首としての正当性は終了した」と発言。将来的に停戦交渉が再開される前に、誰が正当な国家の代表者であるかウクライナ側が明確にしておくべきだと主張した。 一方、ロイター通信は24日、プーチン氏には現在の前線を停戦ラインとして停戦に応じる用意がある