尾を引く政治とカネの問題で、岸田文雄政権は墜落寸前。静岡県知事選挙でも自民党の推薦候補が敗北し、“死に体”ながら、日本維新の会が急接近している。 「日ごとに自公維連立が現実味を帯びつつあります」 と言うのは政治部デスク。 「国会では政治資金規正法改正の議論が白熱し、与野党対立の構図のように見えます。実際は、水面下で手を握る動きが出ていますが」 それは馬場伸幸代表の言動からも明らかという。 「馬場氏は5月23日の記者会見で、次期衆院選で自公が過半数割れに陥った場合の対応について質問されると“政策をどうすれば現実にできるかだ”と答えた。さらに、近い将来の連立入りや政策ごとに協力するパーシャル(部分)連合の可能性を仄めかしたのです」 これに先立ち、維新は使途の公開が不要な政策活動費について“10年後に領収書などを公開する”との独自案を表明した。 当の維新関係者が明かす。 「この案は密かに自民党が