田原総一朗×浅川芳裕×福島の農業経営者「教育テレビを24時間つかってでも放射能問題の情報を消費者、農家、流通業者で共有する仕組みを作ろう」 『現代ビジネス@福島』キックオフ座談会VOL.3 浅川: もう「風評」という言葉を禁止したほうがいいかもしれませんね。「風評」と表現すると「風評」の解釈問題になるので、それよりも被害の度合いは何かを中心に考えるべきでしょうね。お客さんにとっての害、農家の方にとっての害、地元住民にとっての害、それらの害を、誰が誰に対して与えているのか、ということを整理整頓して考えたほうがいいでしょうね。 田原: 問題なのは、たとえば今汚染されている濃度が500Bqだとして、福島原発の事故が起きて上がった分がどれだけかということ。 たとえばよく言われているのは、日本の場合は1963年時点の放射線の濃度は今より遙かに高かったということで、ソ連や中国の核実験があったからそのく