東京電力は27日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内に線量計を入れて計測し、最大で毎時72・9シーベルトの高い放射線量を確認したと発表した。これまで同原発で測定された線量で最も高く、溶融燃料の取り出しなど今後の廃炉作業の障害になる可能性もある。炉心溶融を起こした1~3号機で、格納容器内部の線量を測定したのは初めて。 東電は格納容器の貫通部から線量計を挿入し、底から約4~7メートルの高さの計8地点で線量を測定した。内壁から約1メートル離れ、高さ約7メートルの地点では毎時39シーベルトだったが、底に近づくにつれて線量は上がり、約4メートルの高さの作業用足場付近で同72・9シーベルトと最も高かった。 人間は7シーベルト浴びると1カ月以内に死亡、20シーベルト以上では数日以内に死亡するとされており、東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「非常に高い線量。内部で作業するためには、遮蔽(しゃへい)や
印刷 関連トピックスTwitter原子力発電所 原発事故に絡んで事実と異なる発言をされ、市長への信頼が損なわれたとして、福島市の瀬戸孝則市長は26日、神戸大の山内知也教授(放射線計測学)に謝罪を求める警告書を出したと発表した。 警告書によると、山内教授は2月18日、大阪市内での講演会で「福島市長は山形市に住んでいる。公用車で毎日福島市に通ってきます」と発言。同月下旬、ツイッターで教授発言が話題になっていることを知ったという。 市長は、発言内容は事実ではないとした上で、発言根拠の説明と、謝罪を求めた。誠意ある対応がない場合は名誉毀損(きそん)罪での刑事告訴も視野に入れる。 神戸大の海事科学研究科によると、山内教授は「文書が届いてから対応したい」としている。
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