忙殺されて滞っていたXEADの開発作業だが、やっと本格的に再開できる目処が立った。次に取り掛かるのは、XEADコンテンツ同士を統合するためのツールである。 現在のXEADの弱点として「チーム形態での設計に向かない」という点が挙げられる。残念なことにXEADはシングルユーザしか編集できないツールなのである。この制約を軽減するために、XEADファイル上の各定義要素をターゲットのXEADファイルへ流し込むためのツール「XEADインテグレータ」を開発する。XEADをマルチユーザにするつもりはない。そのためには、UNDO/REDOの機能をはずす必要があって、それはこの種のツールのユーザにとってはつらすぎるからだ。 「XEADインテグレータ」は想像以上に複雑な処理を行う。たとえば、あるテーブル定義を別のXEADファイルに流し込む場合、テーブル定義に含まれる「テーブルID」がターゲット内で重複しているか