1150万文書「パナマ・ペーパーズ」の衝撃オフショア企業の合併や資産を管理するパナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」が取り扱うオフショア企業20万社以上の1150万文書が昨年、ドイツの南ドイツ新聞に流出しました。その後、米ワシントンの「国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)」にも文書が送られ、分析した結果が3日、英紙ガーディアンなどで一斉に報じられました。 英国の王室属領や海外領土であるケイマン諸島、バージン諸島などのタックスヘイブン(租税回避地)を舞台に毎年、何十億ドルの資金が動いていることが分かりました。ロンドンやジュネーブの高給弁護士、公認会計士、プライベートバンクが関わっています。漏洩したのは株主名簿、銀行の取引明細書、内部文書、旅券、会社の証明書で、「パナマ文書」と呼ばれています。 こうしたオフショア取引は大金持ちが自分たちの富を守る合法的な手段として使われています。しか