安倍総理大臣は3日行う内閣改造で、安倍政権と距離を置いてきた自民党の野田聖子元総務会長の入閣とともに、ロシアとの経済協力を担当してきた世耕経済産業大臣を留任させる方向で検討に入りました。 そして1日の閣議の後の閣僚懇談会で「これまでさまざまな改革を成し遂げることができた。新たな布陣のもと、国民とともに各般の政策をさらに力強く前に進めていく考えだ」と述べました。 こうした中、安倍総理大臣は野田聖子元総務会長を入閣させる方向で検討に入りました。 野田氏はおととしの自民党の総裁選挙で立候補を模索したほか、経済政策などをめぐり安倍政権と距離を置く姿勢を示してきた経緯があります。 安倍総理大臣としては各種の世論調査で内閣支持率が下落する中、野田氏の入閣で党内の幅広い人材を起用する姿勢をアピールして、挙党態勢の確立につなげる狙いがあるものと見られます。 また安倍総理大臣はみずからが重視する対ロシア外交