LGBTという言葉が流行ったおかげで『トランスジェンダー』というカタカナは結構知られてきたと思います。しかし、『トランスジェンダーが指す人は誰なのか?』『トランスジェンダーって何なの?』さらには『何でLGBの後ろにトランスジェンダーが並んでいるの?』現実として『良くわからない』ままLGBTを使っている人が多いのでは? 良く聞く間違った例では『トランスジェンダー(性同一性障害)』とか『トランスジェンダー(手術を行ってない人)』とか『トランスジェンダー(心の性が体の性と違っている人)』とか…。 まず、単純に言えばトランスジェンダーは生まれた時に割り当てられた性(セックス)から、性別の枠をトランス(超えた)ジェンダー(社会的な性別)を選択する者、もしくは選択しようとする者の総称です。性社会・文化史研究者の三橋順子先生はこれに『性別越境』という訳を付けています。 トランスジェンダーという言葉自体