地元愛が人と酒を繋ぐ、抜群に愉快な深川飲み。 今、清澄白河で飲むのがやけに楽しい。ランドマークといえば長らく清澄庭園と東京都現代美術館だった静かな街が、2015年に〈ブルーボトルコーヒー〉が上陸して以降、急速に“コーヒータウン”として知られ、観光客で賑わうように。もともと材木商が多い界隈のため天井の高い木材倉庫が多く、焙煎所を造るのに好条件だったのも、今や知られた話。 賑わいとともに若い世代やファミリー層も移り住み、最近はシェアオフィスもちらほら。下町の歴史的遺産だった古倉庫や工場は、開放感たっぷりのワインビストロやブルワリーに生まれ変わり、人々が集うハブになっている。 この街は、店とお客のあふれる地元愛が、店同士、客同士のいい繋がりを生み、飲みの楽しさを支えている。清澄通りを歩いて15分ほどの隣町、門前仲町と併せて、ハシゴ酒に最高な4軒をセレクトした。今宵は深川っ子の胸を借りて、大いに飲