前回は、競合他社の広告展開を把握することを目的とした「インターネット広告統計データの活用法」について取り上げました。さらに今回は、広告出稿に至る重要なプロセスであるインターネット広告のメディアプランニングの考え方についてご紹介します。インターネット広告のメディアプランニングの潮流「インターネット広告のメディアプランニング」といっても、その態様は非常に複雑化しています。特に昨今は、広告枠を買い付ける(ペイドメディア)だけではなく、クチコミなどで評価を獲得し拡散を期待(アーンドメディア)し、自社媒体(オウンドメディア)も有効に活用する、いわゆる “トリプルメディア”でのデザイニングが叫ばれて久しくなっています。また、広告テクノロジーが現在進行形で進化するなかで、ユーザーのアクセス履歴などから興味や関心事を推察し、そのユーザーが求めているであろう商材の広告を効率よく表示させる“行動ターゲティング