日本には特有の価値観が根付いていると思いますが、最近私はそれが日本の組織の不合理な体質・人材育成の失敗に繋がっているような気がしています。 そんなわけで、日本特有の「美学」とその弊害についてちょっと考えてみたいと思います。 日本の美学その1:「自らを窮地に追い詰め、そこで力を発揮するのがカッコイイ」 よくいますよね、そういう人。 実際人間には、「追い詰められることで集中力が増す」という特性があると思いますし、そういう状況では脳内でノルアドレナリンやら何やらが分泌されてハイになっているので、その状況を「心地よい」と感じる人がいるのは事実だと思います。 また小学生などは、「直前まで何もやっていなかったのに締め切りに間に合った」ことを自分の能力の証明と考えたり、「直前まで放置しておけるのは、肝が据わってる証拠だ」などと考えたりします。 でもそれは仕事を片付ける最善の方法でしょうか? 計画的に仕事