ノーベル賞候補に名前が挙がる藤嶋昭・東京大特別栄誉教授(元東京理科大学長)が中国の上海理工大に移籍したことについて、井上信治・科学技術担当相は3日の閣議後記者会見で「非常に大きな危機感を感じている」と述べた。日本の優秀な研究者が、国内で研究を継続できる環境を整える必要性があるとの考えを示した。 藤嶋氏は、光で化学反応を起こす「光触媒」を発見した研究者。上海理工大へは研究チ…
![光触媒・藤嶋氏の上海理工大移籍 井上担当相「大きな危機感」 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/979fcbd98330f717aa79160830eeac02059decdf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2021%2F01%2F25%2F20210125k0000m010130000p%2F0c10.jpg%3F3)
「国後島から泳いで来た」と話すロシア人が保護された現場=北海道標津町の道警中標津署標津駐在所で2021年8月21日午後0時48分、本間浩昭撮影 19日午後5時ごろ、北海道中標津町の中標津警察署標津駐在所前で、外国人が立っているのを不審に思った町内の男性(70)が話しかけると「パスポートを持っていない」などと答えたため、同署に通報した。男性が毎日新聞の取材に通報の経緯を証言した。この外国人は男性で自らをロシア人と名乗り「国後島から泳いで渡ってきた」と話していたという。ただ、眼鏡をかけ、服はぬれていなかった。 道警はロシア人から事情を聴き、札幌出入国在留管理局に身柄を移送した。捜査関係者によると、ロシア人は「亡命目的」と話しているという。ただ、関係者は「本当に亡命なのか疑問」と取材に語った。今後、入管当局が詳しい経緯を調べ、「一時庇護(ひご)」により上陸を許可するか、本国へ送還するかを判断する
五輪競歩のリハーサルが行われた札幌駅前通。直前の降雨で街頭の温度計は27度に下がっていた=札幌市中央区で2021年8月4日午後4時半、貝塚太一撮影 東京オリンピックのマラソンと競歩が5~8日に開催される札幌市で、記録的な暑さが続いている。4日の最高気温は33・1度となり、15日連続で30度以上の真夏日となった。これは1924年の17日連続に次ぐものだ。レース中は氷や水風呂を用意するなどの対策がとられる方針だが、今後も厳しい暑さが予想されており、選手の体調への影響が懸念されている。 もともとマラソンと競歩は都内で開催される予定だった。しかし、高温多湿の中東ドーハで行われた陸上の世界選手権(2019年)で途中棄権が続出したため、国際オリンピック委員会(IOC)の主導で会場が東京から札幌に移された。当時、IOCは大会中の札幌の気温は東京より5~6度低いと想定していた。
倉掛冬生ちゃんが取り残されていた双葉保育園の送迎バス=北九州市八幡西区の福岡県警折尾署で2021年7月31日午後3時4分、成松秋穂撮影 福岡県中間市にある認可保育園の私立双葉保育園で送迎バス内にいた園児の倉掛冬生(とうま)ちゃん(5)=同市=が熱中症で死亡した事件で、園が園児の出欠確認や点呼をしなかったため冬生ちゃんがいないことに気づかなかったとみられることが、捜査関係者への取材で判明した。冬生ちゃんは乗車時は後部座席に座っていたが、約9時間後の発見時はバス乗降口近くで倒れているのが見つかっており、県警は死亡した経緯を調べる。 県警によると、冬生ちゃんは29日午前8時過ぎに園の迎えのバスに乗り、午後5時10分ごろに母親(37)が帰りのバスを迎えに行くと乗っていなかった。午後5時15分ごろ、園の駐車場に止めてあった迎えのバス車内で倒れている冬生ちゃんが見つかり、その後、死亡が確認された。司法
東京オリンピックは東京都の新型コロナウイルスの新規感染者が3日連続で過去最多を更新した29日、開幕1週間を迎えた。史上初の延期と無観客に加え、連日の猛暑も重なって「最高の舞台」とはほど遠い。そのなかで、開催国の日本は異例のペースでメダルを量産している。 「私たちは最も検査が行われているコミュニティー。パラレルワールド(並行世界)みたいなものだ」 国際オリンピック委員会(IOC)など運営者側による29日の定例記者会見。マーク・アダムス広報部長はSF小説の用語を使い、外部との接触を遮断する「バブル方式」で暮らす選手らが安全であることを強調した。陽性率が0・02%にとどまることが強気の発言のよりどころだった。コロナ下の祭典の現実を物語る言葉だった。 だが、「別世界」に暮らすはずの選手たちも異例の環境で苦しんでいる。2016年リオデジャネイロ五輪体操女子4冠のシモーン・バイルス選手(米国)は27日
東京オリンピックの開会式では、1972年のミュンヘン五輪の際にパレスチナ・ゲリラに殺害されたイスラエル選手らを追悼するため、黙とうする時間が設けられた。ロイター通信によると、五輪の開会式でこの事件の被害者を追悼するのは初めて。開会式を巡っては22日、ショーの演出を担当していた小林賢太郎氏が過去にコントでユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)を題材にしたことを…
大会組織委員会の橋本聖子会長(右から2人目)と原爆資料館に向かうIOCのトーマス・バッハ会長(同3人目)=広島市中区で2021年7月16日午後1時36分、山田尚弘撮影 国際オリンピック委員会(IOC)の正副会長が16日、広島、長崎をそれぞれ訪れた。平和を追求する五輪運動とはいえ、新型コロナウイルスの感染が急拡大する首都圏から足を運ぶことには批判の声がある。被爆地の人々の目には、IOCの描く平和の祭典がどのように映ったのだろうか。 「盛り上がり方が違う。どうしても(前回東京オリンピックが開催された)1964年と比較してしまう」。バッハ会長の来訪反対デモに参加した広島県原爆被害者団体協議会(広島県被団協)の佐久間邦彦理事長(76)は話す。生後9カ月で被爆。東京に憧れ、前回の東京五輪を機に上京。海外メディアが集まるプレスセンターの食事場所でウエーターのボランティアをするなど、五輪が人生を切り開く
平井卓也デジタル改革担当相は16日の閣議後記者会見で、内閣府政務官だった2006年に大臣規範に反してIT企業の株式を購入していたとして「不注意だった。おわびを申し上げたい」と陳謝した。 平井氏によると、06年6月の株購入後、国会議員資産公開法で提出が義務づけられている資産報告書に保有の事実を記載して…
クイック・ジャパン(1995年3号)に掲載された小山田圭吾さんのインタビュー記事=東京都千代田区で2021年7月15日、北山夏帆撮影 東京オリンピックの開会式の楽曲を担当する小山田圭吾さんが過去に雑誌のインタビューで長年にわたって同級生をいじめていたと告白していたことを巡り、15日に「いじめ自慢」としてツイッターでトレンド入りするなど「炎上」状態になった。組織委員会が14日に開会式の楽曲を小山田さんが担当すると発表していた。 炎上の発端となったのは、小山田さんが楽曲を担当することを疑問視するツイート。ツイートが根拠としているのは、「ロッキング・オン・ジャパン」(1994年1月号)と「クイック・ジャパン」(95年3号)に掲載されたインタビュー記事2本。…
日本外国特派員協会で記者会見する日本オリンピック委員会の山下泰裕会長=東京都千代田区で2021年6月28日午後1時9分、岩壁峻撮影 東京オリンピックは29日で国際オリンピック委員会(IOC)の定める予選の終了期限となり、大会開幕の7月を迎える。新型コロナウイルスの感染リスクと背中合わせの開催となるが、IOCのトーマス・バッハ会長は「我々は犠牲を払わなければならない」と突き進む。感染対策で厳しい制限を強いられる海外勢からは「不公平」と不満の声も上がり、メダルラッシュも予想される日本に冷ややかな視線も向けられる。 「犠牲」の姿、浮き彫りに 「さまざまなところで格差が出ているのは事実。海外から来る選手にはかなりきつい制限だ。国によっては特別に隔離しないと国民の理解は得られない」。28日に記者会見した日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は、海外メディアから大会の公平性について問われると、
大阪国際平和センター(ピースおおさか)に展示されている石田恵美さんの大阪大空襲の体験画。左が母チカノさん、右が妹尊子さん=大阪市中央区で2021年3月5日午後1時22分、園部仁史撮影 「妹が火だるまになって死んでいった。悲しい気持ちは今も変わらない」。目を閉じると、光景がよみがえる。当時10歳、妹はまだ3歳半だった。その後、半世紀以上も心に負った傷に苦しんだ。約50万人が被災し、約4000人の命が奪われた第1次大阪大空襲から13日で76年。「決して昔話じゃない」。大阪府茨木市の石田恵美さん(86)は訴える。 1945年3月13日深夜、大阪市西成区にあった自宅。石田さんの隣で、妹の尊子(けいこ)さんは寝息を立てていた。「早く逃げろー」。米軍の空襲に気付いた父の大声で目が覚めた。父と兄は地区の消火活動にあたらなければならない。上着も羽織らず、妹をおぶった母チカノさんと外に出た。焼夷(しょうい)
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