パナソニックは1月8日、2010年度の経営方針説明会を開催した。子会社化した三洋電機を含む新パナソニックグループの方向性や、創業100周年を迎える2018年のあるべき姿、新中期計画などを発表した。 三洋電機子会社化でエナジー事業に本腰 「太陽電池、二次電池のキープレーヤーである三洋電機を加えることで、グループに広がりと深みが得られるようになった」と、代表取締役社長の大坪文雄氏は新パナソニックグループを表現する。 2010年度から2012年度までの新中期計画でも、重点事業6つのうちの1つにエナジーシステムを挙げるなど、エナジー関連のシナジー効果には大きな期待を寄せる。 三洋電機の薄膜太陽電池「HIT」に対しては、パナソニックが持つ販売チャネルやエネルギーマネジメント技術を掛け合わせることで、事業の拡大を推進。この分野において、2012年度には国内ナンバー1、2015年度にはグローバルトップ3