米国のポータル・サイトの一つであるAOLが、ネット・ジャーナリズムの旗手の一つであるハフィントン・ポストを買収した。この買収は、ネット上のコンテンツ・ビジネスの観点からは面白い“実験”となる可能性があるので、その成否を注意深く見守っていく必要があるのではないだろうか。 まずAOLの現状をまとめておこう。 AOLというと、メディア・コングロマリットのタイム・ワーナーとの合併の失敗が有名だが、タイム・ワーナーと別の道を歩み出してからはいばらの道を歩んでいると言わざるを得ない。 ビジネスモデルの方向性としては、出来る限り多くのコンテンツを集めようとしている。AOLの元々のコア・ビジネスであった有料(最低で10ドル)でのネットへのダイヤルアップ接続の会員数がピーク時の2670万人(2003年)から今や380万人にまで減少している。 そこで、AOLをクオリティー・コンテンツの集積場とすることで、広告

