企業の新入社員や新任管理職などへの集団研修や、部署での飲み会など「参加したくない」という声も多い。かつては、企業では、運動会や文化祭、社員旅行などもありました。 そうしたものを「昭和の遺物」として古臭いもの、オールドタイプと切り捨てる風潮は多いのですが、そういった行動というのは、その時代にある種求められていたからこそ存在したのであり、今の価値観に照らして「無意味」なことでも、その時代にとっては「意味のある」ことだったということを忘れてはならない。 そもそも「古いもの=悪」という決めつけをするコンサルなどが存在し、そうした戯言を金科玉条のようにありがたがる経営者自体が、実は、年齢は若くても「古臭い価値観から抜け切れていない」のではないかと思うんです。だから、高いコンサル料だけ払わされて、本来その企業を持っていた本質的価値を「古臭い悪」と切って捨てたがために、そもそも会社の存続そのものを危うく