「東大までの人」と「東大からの人」第2弾 vol.3 はこちらをご覧ください。 ビジネスの現場で東大生の価値が低下している。 ブランド凋落の背景には、企業のニーズの変化があると指摘するのは、『東大を出ると社長になれない』の著者で、東大大学院卒の水指丈夫氏(みずさしたけお)だ。 「かつての企業は、日本人的な真面目さや要領の良さを社員に求めていました。ところが今は、それらの能力は二の次になってきた。 要領の良さとは、情報の整理が早いとか、短時間に並行して複数の作業をこなすとか、部下を上手に配置して最大の効果を上げるといった能力のことです。 ところがこれらの仕事はコンピュータが最も得意とする分野で、パソコンにやらせることができるわけです。その結果、東大卒に代表される受験秀才の活躍の場が限定されてきた」 彼らはアメリカ人だから やっかいなことに、東大卒にはパソコンにはないプライドやエリート意識があ