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哲学に関するHideAutumnのブックマーク (12)

  • 『思想地図β』の挑戦が意味するもの - 草食系大学院生の読書日記

    思想地図β vol.1 作者: 東浩紀,宇野常寛,千葉雅也,速水健朗,北田暁大,鈴木謙介出版社/メーカー: 合同会社コンテクチュアズ発売日: 2010/12/21メディア: 単行購入: 29人 クリック: 823回この商品を含むブログ (101件) を見る 東浩紀が創刊した『思想地図β』が発売20日で3刷が決定し、2万部を突破したそうだ。これは雑誌不況の昨今、言論誌としては異例の部数だ。しかも『思想地図β』は広告などを一切出さず、東浩紀がほとんどひとりでtwitter上で宣伝つぶやきを続けた結果、これだけの部数に達したのだからこれは言論界にとっては重大事件である。中身はともあれ、「もはや言論誌は売れない」という常識を覆してみせたからだ。 もちろん売れた原因のなかには、その内容に関係なく東浩紀個人のファンが買ってるだけとか、年明けの朝生で宣伝した効果が大きかったとか、雑誌中のアニメ絵(?)

    『思想地図β』の挑戦が意味するもの - 草食系大学院生の読書日記
    HideAutumn
    HideAutumn 2011/03/04
    購入者の何割が内容に目を通しているのやら?
  • SYNODOS JOURNAL : 法を守る理由 大屋雄裕

    2010/9/130:0 法を守る理由 大屋雄裕 なぜわれわれは法を守らなければならないか。 この質問は一般的に、たんに法の命ずるところに反する行動を取らないこと(遵守compliance)だけではなく、たとえその内容が自らの信念に反しているとしても、それを尊重すること(服従obedience)の問題として理解されている。 ソクラテスがそうしなかったとき、彼は単に法に《従わされた》のではなく、自発的に《従った》のである。だが、それは何故なのだろうか。 ◇愛に基づく議論、公正による議論◇ この問題に答えるひとつの典型的な方法は、家族愛ないし同胞愛に訴えることである。 ソクラテスがまさにそう述べたように、国家なくして個人は存在しないのだからそれは親のごときものであり、親の命令を子が聞くように、自らを生み出した国家の命令に個人はしたがわなくてはならないというわけだ。 だが個人が集まって国家をつく

    HideAutumn
    HideAutumn 2010/09/19
    最後の「リアル・ポリティクス的な視点」というのはある意味魅力的な考え方であり、これに反駁するのは容易ではない。一方、前半の論考は少し単純に過ぎるのではないか。
  • SYNODOS JOURNAL : リチャード・ローティを脱構築する(1) 橋本努

    2010/9/180:0 リチャード・ローティを脱構築する(1) 橋努 0.はじめに 「それを言っちゃぁ、おしまいよ」――世の中には、聞いてしまったら身も蓋もない答えが返ってくるような問いがある。哲学者リチャード・ローティが執拗にたずねまわるのは、そんな問いだ。 だが一方で、ローティの痛快さを嫌う人も多い。批判者たちによれば、「ローティのいうアイロニストの語彙では、民主主義を支持する理由を次の世代へ伝えていくこと はできない」。 あるいは、「ローティの哲学的見解を棄ててはじめて、アメリカにおける高等教育の水準が回復される」、「ローティは右派のアラン・ブルームと同様に、余暇と教養のあるエリート層のことしか気にかけていない」、「もし大衆がローティのようにアイロニストの態度を取れば破滅的な結果(失業)を招 きかねないので、相変わらず国旗に敬礼し、人生を真面目に受け止めるであろう」、「ローティは

  • サンデル教授の哲学講義は特別でもなんでもない

    マイケル・サンデルというハーバードの先生の哲学の講義が面白いというので話題になり、TV番組化されて日でも中継されたり、サンデル先生自身が日の東京大学で模擬授業を行って喝采を浴びたりしているようです。当はこうした現象は70年代の後半ぐらいからスタートしていれば良かったのですが、遅いから無意味とは思えません。今からでも遅くないので、日でも高等教育の指導法としてこうした抽象的な論議の訓練ということを導入すべきだと思います。 まず、誤解を解きたいのは、このサンデル先生の講義というのは、私がビデオクリップで見た範囲では、サンデル先生の専売特許でも、ハーバードの特殊な優位性を表しているものでも何でもありません。確かに日常的な問題から抽象的な原理原則の話に気づかせるとか、学生の反応に当意即妙なレスポンスができるという意味では、教育者として優秀な資質を持った先生だと思いますが、アメリカの大学教育

    HideAutumn
    HideAutumn 2010/09/07
    東大までサンデルブームに乗っかるとは、東大も堕ちたものだ。という評価は早計としても、あまりの馬鹿騒ぎに少々呆れる。まあ、日本人はブランドに弱いから「ハーヴァード」って聞くと、それだけで目が輝くのかな。
  • スーパークールな一夕 - 内田樹の研究室

    新型インフルエンザ・リスクコミュニケーション・ワークショップというところのシンポジウムにお呼ばれして、感染症の専門のドクターの方たちと「リスク・コミュニケーション」についてセッション。 ご一緒したのは、神戸大学大路剛、国立感染症研究所の具芳明、神戸医療センター中央市民病院の林三千雄、神戸保健所の白井千香、近畿医療福祉大学の勝田吉彰、司会は神戸大学医学部の岩田健太郎の諸先生がた。 いや、驚きましたね。 みんな「話が早い」ので。 かなりの早口で、かつ理路がはっきりしている。 「なんだかよくわからないことをごにょごにょ言う」という態度がほとんど生理的に忌避されている。 岩田先生は去年の 8 月に医学書院の仕事ではじめてお会いして、それからパートナーの土井朝子先生ともども何度かご一緒している。「私が会った中でいちばん頭の回転の速い人」のひとりである(横にいて息を潜めていると「クイ〜ン」と頭の中で何

    HideAutumn
    HideAutumn 2010/09/01
    これはかっこいい。
  • SYNODOS Blog : サンデル教授の「コミュニタリアニズム的」共和主義を斬る 橋本努

    2010/8/270:0 サンデル教授の「コミュニタリアニズム的」共和主義を斬る 橋努 去る4月からNHKの教育テレビで連続放送された「ハーバード白熱教室」が、異例の話題を呼んでいる。マイケル・サンデル教授が担当するその講義は、ハーバード大学史上最多の履修者を誇る名講義で、受講した学部生は延べ一万四千人以上にのぼるという。大講堂で繰り広げられるその熱血授業に、テレビを通じて魅了された人も多いであろう。8月25日には東大での公開講義もあって、話題は再沸騰した。 ここにきて規範哲学は、昨年までの「ノウハウ」ブームに代わる新たなニーズを呼び起こしたようである。 サンデル人気にあやかって、雑誌『東洋経済』は、ビジネスマンのための「実践的「哲学」入門」を特集した(8/14-21合併号)。サンデルの講義『これからの「正義」の話をしよう』(鬼澤忍訳、早川書房)は、アマゾンのベストセラー第一位に輝き

    HideAutumn
    HideAutumn 2010/08/30
    最近の異常な盛り上がりに対して、冷静な指摘。
  • 「近代の超克」論 : 池田信夫 blog

    2010年08月28日15:16 カテゴリ科学/文化 「近代の超克」論 サンデルが来日し、東大で講義して大盛況だったようだ。しかし彼の議論は、モダニズム批判としてはそう新しいものではなく、むしろ日のほうが早い。その代表が、「近代の超克」と題して有名になった1942年の『文学界』の座談会である。ここではニーチェやフッサール以来の近代批判を継承し、自由主義や個人主義を否定して「アジアとの連帯」を求める議論が展開された。これを廣松渉が解説するのは奇妙な組み合わせにみえるが、彼の哲学は非常に「日的」で、書はその問題意識をよく示している。近代的な「負荷なき自己」がフィクションであるという認識は、この座談会に集まった面々にとっては共通了解だった。当時は、アジアを代表する「新興国」としての日が西欧近代の価値観に挑戦する「大東亜戦争」を戦っている最中であり、その世界史的意義を確認することが彼らの

    「近代の超克」論 : 池田信夫 blog
  • 「後期近代」を考えるブックガイド : 池田信夫 blog

    2010年08月12日18:50 カテゴリ科学/文化 「後期近代」を考えるブックガイド 今週の週刊東洋経済の特集は「哲学入門」。日経済の衰退の原因は哲学的レベルにあるので、哲学書を読むのはいいと思うが、問題の立て方が微妙にずれているのが気になったので、私の夏休み読書ガイドを: この特集のきっかけは、サンデルのが20万部以上も売れていることだと思うが、これはおそらくテレビの影響で、彼の問題意識は日では共有されていない。コミュニタリアンがアメリカで出てきたのは、ロールズやノージックに対するアンチテーゼとしてなのだが、日にはアメリカのような意味でのリベラルもリバタリアンもいないからだ。 ロールズが「公正な分配」を哲学のテーマにしたのは、60年代の公民権運動や対抗文化の影響だが、70年代にはこうした運動が挫折し、石油危機後の財政赤字やスタグフレーションによって福祉国家の欠陥が露呈した。そ

    「後期近代」を考えるブックガイド : 池田信夫 blog
    HideAutumn
    HideAutumn 2010/08/12
    自分もこの特集を読んだが、所詮ミーハーなビジネスマンのために書かれたお手軽本でしかなかった。まあ、経済週刊誌にそれ以上を求めるのが筋違いかもしれないが。「哲学」は決してお手軽なハウツーではない。
  • 詭弁論理学

    【詭弁論理学】 ものみの塔の何月号でもいいんですが、なにげに手に取って、 適当なページをぱっと開いて、すらすら内容を読めますか? もしすらすら読めるならあなたは絶対に変です。 でも、ちゃんと読んでも、斜めに読んでも、特に何も変だと思わないからこそ、 ものみの塔をすらすら読めるわけでしょ。 そういう素直な性格の人は「詭弁」の基礎を知っておいた方がいいと思いますよ。 JWの主張を聞いて首を傾げる人は多いですが、彼らはちゃんと筋が通ってい ると思っています。しかし、その間違いを判断するのは聞いている人達1人1 人であって、JWの主張のジャッジをする公的な機関はどこにもありません。 世の中にはいろいろな意見や主張があります。それを他人に説明するときに、 その意見や主張を相手が全部丸飲みすれば別ですが、そうではないときには 議論が始まります。 そして、世の中にはいろいろな種類の議論ありますが、 その

    HideAutumn
    HideAutumn 2010/08/04
    「エホバの証人」の元信者のウェブサイトより。宗教組織の非論理的教義に限らず、ちまたに溢れる「議論」の多くは、こうした論理的思考によっては行われていない。
  • 市場原理批判の常識 - 『これからの「正義」の話をしよう』

    ★★★★☆(評者)池田信夫 これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学 著者:マイケル・サンデル 販売元:早川書房 発売日:2010-05-22 クチコミを見る 鳩山内閣も総辞職は時間の問題になってきたようだが、鳩山首相の提唱した「いのちを守る政治」は、無内容な政治的スローガンとして歴史に残るだろう。彼が「市場原理主義」をきらう気持ちはわからなくもないが、それに対して「人間」とか「いのち」などというベタなヒューマニズムを対置したところで、市場原理を乗り超えられるはずもない。 書はハーバード大学で最大の履修者を誇る、法哲学の講義をもとにしたものだ。哲学といっても「救命ボートで飢えて死にそうな3人が1人の肉をべたことは有罪か」といった裁判をもとにして何が正義かを論じるもので、よくも悪くもアメリカ的だ。フランスのポストモダンのような哲学的な深みはないが、きわめて具体的でわか

    市場原理批判の常識 - 『これからの「正義」の話をしよう』
    HideAutumn
    HideAutumn 2010/07/31
    にわかにビジネスマンに人気のマイケル・サンデル。コミュニタリアニズムの代表的論者がこの時期に流行するのは納得である。それについての小論考が、この記事。
  • YouTube - Justice What's The Right Thing To Do Episode 01: "THE MORAL SIDE OF MURDER"

    To register for the 2015 course, visit https://www.edx.org/course/justice-harvardx-er22-1x-0. PART ONE: THE MORAL SIDE OF MURDER If you had to choose between (1) killing one person to save the lives of five others and (2) doing nothing even though you knew that five people would die right before your eyes if you did nothing—what would you do? What would be the right thing to do? Thats the hypo

    YouTube - Justice What's The Right Thing To Do Episode 01: "THE MORAL SIDE OF MURDER"
    HideAutumn
    HideAutumn 2010/05/26
    現代を代表する哲学者のひとり、マイケル・サンデルによる講義。これがテレビで取り上げられるとは、NHKやるな。
  • 書評的省察「井上達夫のリベラリズムと向き合う」

    HOME 書評的省察:井上達夫のリベラリズムと向き合う 2003/12/18 橋努 (以下のエッセイは、2003年12月13日の東京法哲学研究会における私のレジュメに加筆・修正したものです。当日の内容は、井上達夫氏の近著をめぐる合評会であり、コメンテイターは亀洋氏と私でした。) 0.はじめに 現代の社会哲学・社会思想を語る上で、おそらく井上達夫ほど重要な思想家はいないであろう。リベラリズムの刷新によって、コミュニタリアニズムや熟議民主主義などの諸思想を自らの体系に取りこむというその独創的な思想は、いまや現代社会における「普遍」として君臨するイデオロギーであるかのようにみえる。この思想はしかし、どこにその首頚骨をもつのだろうか。この思想によって包摂されない別の可能性は、どこにあるのだろうか。 以下では、井上達夫著『普遍の再生』および『現代の貧困』において詳述された井上流リベラリズムの思想

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