遠隔操作ウイルス(なりすましウイルス)を使って、犯行予告を行った事件が拡大している。真犯人は通信ルートを巧妙に隠す手段を使っており、警察の捜査の問題もあって、逮捕には時間がかかりそうだ。 犯行声明メールで10件以上の余罪が判明 遠隔操作ウイルス(なりすましウイルス)事件の全貌がようやくわかってきた。先週の記事「遠隔操作ウイルスはオリジナル? 作者は腕の立つ人物か」でも手口を詳しく取り上げたが、さらに犯人のものと断定できる犯行声明メールが届いたことで、余罪があることが判明している。 犯行声明メールは、テレビで事件を解説していた落合洋司弁護士に届き、さらに、落合弁護士がTBSラジオの番組「ニュース探究ラジオDig」に出演している生放送の最中に、TBSにも届いた。筆者は偶然にも、この番組に落合弁護士と共にゲスト出演し、手口や犯人像を解説していた。生放送の本番中に、堂々とメールを送ってくること