2009年1月25日のブックマーク (1件)

  • 人を稼ぐと、人が育つ――分割発注の発想

    もし、官の役割が「足らざるものを補うこと」にあるとするなら、分割発注により中小零細企業に直接受注の機会を与えることは理にかなっている。 人が育ち地域のために益すること、それが利益 筆者が長崎県庁のCIOとして、提唱し、実践している「ながさきITモデル」では、分割発注が要である。 ところが、土木工事などの分野では、「分割発注が業者らによる受注調整の温床となっている疑いが強い」とされている。平たくいえば、皆で仲良く儲けるための手法が、分割発注だと指摘されているのだ。もともと、「中小零細企業に受注機会を確保」するための政策的配慮から生まれた手法なのだが、度を越せば「悪」ということだろう。 例えば道路工事が、複数の工区に分割されて発注された場合、受注各社は資材やショベルなどの重機を個別に手配することになるので、資材調達コストの低減や重機の効率的運用が難しい。また、契約金額が大きくなるにつれて減って