日本で3月11日午後に大地震が起こったという第一報は、米国西部では夜の11時前後に入った。東部はすでに夜中の2時。大多数の人がこのニュースを知るのは翌朝になる。 夜中だったこともあって、ニュースはひたすら日本から送られてくるNHKやロイターの映像を流し続けた。仙台沖の津波が襲ってくる映像はほぼ生中継ということで、伝えるニュースアンカーの女性は「こんな映像をかつて見たことがあるでしょうか!」と叫ぶように繰り返していた。 最近の他の災害と違い、今回の大地震は日本という先進国が舞台のため、報道体制や映像伝達の手法が発達しており、世界に臨場感を持って災害の様子が詳細に伝わっていった。 次々と入ってくる生々しい映像は、ニュースを伝える人々を明らかに興奮させていた。津波が家屋や車などを呑み込み、恐らく多くの犠牲者がいる映像でも、そのことに思いが至らないほどのトーンだった。 この2週間ほどニュースを支配
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