5月29日、東京・霞が関の司法クラブで、28歳の詩織さん(家族の意向から名字は非公表)が記者会見を行った。ジャーナリスト・山口敬之氏からの準強姦被害を訴え、これが不起訴となったことを、検察審査会に不服申し立てするものだった。 彼女の勇気に拍手を送りたい。また、これまで性暴力取材を行ってきた者として、また一連の報道前から詩織さんに話を聞いていた者として、書いておきたいことがある。(※この原稿は彼女に掲載許可をもらっている) 山口氏が安倍政権と距離が近いジャーナリストであり、不起訴に“忖度”があったのではないかという疑惑があることで、会見には大きな注目が集まった。忖度があったのか否かが、大きな関心の一つなのだろう。しかし、この会見にはもう一つ、大きな意味がある。 彼女が、知人(顔見知り)からの被害の告発者であるという点だ。現在、ジャーナリストとして国内外で取材を行う詩織さんは、2015年3月、
HOME > レビュー > 久保田明が紐解く、アメリカ史とアカデミー賞作品《100本》/第7回:『ブレードランナー』に『ターミネーター2』......SF映画は新時代へ 1929年、第1回目の授賞式が行なわれたアカデミー賞。2017年の授賞式で、実に89回目を迎えました。同賞の受賞/ノミネート作品は世相を反映することが多いため、その歴史を紐解けば、同時にアメリカがどのような変遷を辿ってきたかが浮かび上がるのではないでしょうか? そこで、Stereo Sound ONLINEで「映画の交叉点」を連載中の映画評論家・久保田明さんが、これまでアカデミー賞を受賞、もしくはノミネートされた映画の中から国内盤Blu-ray / DVDになっている作品を100本を選択。12回に分け、その時々の時代背景を踏まえつつ、アカデミー作品について語ります。 アカデミー賞とアメリカの歴史をめぐる旅へ、いざ出かけま
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く