北海道は、網走市内の博物館「網走監獄」で10月14~17日、準天頂衛星「みちびき」とスマートフォン(高機能携帯電話)など携帯端末を連携させた実証実験を行う。 ソフトバンクやJR北海道、東京農業大など産学官の連携により、全地球測位システム(GPS)を観光に役立てるのが狙いだ。 実験は、準天頂衛星を使うと格段に位置情報の精度が高まる点を活用する。利用者は博物館で専用端末の貸し出しを受けると、屋内では、利用者が展示物に近づくと端末の位置情報と連動して、その展示物の解説が画面に表示される。 利用者が屋外に出ると、次に向かうべき施設のヒントを端末の画面に表示したりして、施設間の移動を誘導する。