JR東海道線の線路内に自転車を投げ入れたとして、愛知県警は2日、同県清須市の無職正木啓嗣容疑者(29)=偽計業務妨害罪で起訴=を列車往来危険などの疑いで再逮捕し、発表した。正木容疑者は鉄道ファンだといい、「好きな名鉄の特急『北アルプス号』が(2001年に)廃止となり、JRのせいと思って腹が立った」と供述しているという。 県警によると、正木容疑者は9月26日夕と10月10日夜の2回、JR東海の清洲駅(同県稲沢市)周辺の線路内に自転車を投げ入れ、電車の往来を妨害した疑いがある。いずれも電車が自転車と衝突するなどし、20分以上遅れた。けが人はなかった。 正木容疑者は今年5~8月、4回にわたり、JR東海に「線路の上に寝そべっている人がいるんですけど」などとうその電話をかけ、電車の運行を妨害したとして、11月11日に偽計業務妨害容疑で逮捕、その後、起訴された。この捜査の過程で、正木容疑者は自転車を投