NEWSの最後のモデルは1995年のNWS-7000 である。これは最強最後のモデルともいうべき64 bit の MIPS R10000 (200MHz) を4個搭載した、対称型マルチプロセッサ構成のハイエンドのワークステーションである。消費電力を抑えるために当時としては画期的な3.3V電源で駆動するCPU R1000 であったが、4個動かすとCPUだけで108Wも発熱してしまい、巨大なヒートシンクが4個屹立するという偉容を誇っていたらしい。また、UnixをマルチCPUで効率よく動作させるのにも苦労があったと思われる。 NEWSがなぜこのモデルで最後になったかは諸説あるが、一番の要因は経営(者)方針ではないかと思われる。 1995年6月にソニーの社長が大賀典夫から出井伸之に交代した。このときに出井社長はパソコンへの再参入を決め、VAIOの開発が始まった。同時にNEWSの組織(スーパーマイク
![NEWS (11) 最後のモデル NWS-7000](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/54ffdb1123b4bcf9d4bad242438d3598e5c717c1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgoodoldbits.files.wordpress.com%2F2016%2F08%2Fnws-7000.jpg)