4日午後9時25分ごろ、東京都文京区小日向4丁目のマンション5階の部屋に、男性の遺体があるのを警視庁富坂署員が発見した。直前に、近所の路上で酒に酔って寝ていた男性がこの部屋を自宅だと説明しており、署は男性が何らかの事情を知っているとみて調べるとともに、遺体の身元や死因の特定を進める。 署によると、男性は自称80代で、マンション近くの路上で寝ていたところを通行人に通報された。「自宅に息子がいる」と説明したため、署員が部屋へ送り届けようとしたが抵抗。この際に男性は転倒して後頭部を打ち、一時、意識不明となり病院へ運ばれた。その後、男性が自宅だと話した部屋に署員が入ったところ、布団の上にある遺体を見つけた。 遺体に目立った外傷はなく、死後数日以上たっているとみられ、掛け布団がかけられていた。80代の男性の命に別条はなく、回復を待って事情を聴く。